Main > 音の交通博物館 > 名鉄吊掛四段活用―Quadro Sonata


名鉄吊掛四段活用

Quadro Sonata

 最近はだいぶ淘汰が進んでしまい,吊掛車がいる大手民鉄も少なくなってしまいました。名古屋鉄道は,その数少ない一つ。ここ何年かで激減してしまいましたが,支線区には,まだまだ現役で活躍しています。そんな名鉄の吊掛車を集めてみました。


名鉄3400系

名鉄3400系

Meitetsu 3400 Series

平成13年 日本 名古屋鉄道 広見線 善師野〜西可児
2001,Zenjino-Nishikani Hiromi-Line Meitetsu,Japan

 「いもむし」の名で親しまれている名鉄の古豪の代表格。昭和12年製。鉄道友の会のエバーグリーン賞を受賞している。冷房改造を受け現役として活躍していたが,平成14年9月に惜しまれつつ廃車となった。
 愛岐県境の小さな峠を越えようとするところを録音したものである。

▼3400系の音はこちら

モ510

名鉄510形

Meitetsu 510

平成13年 日本 名古屋鉄道 岐阜市内線 金宝町〜徹明町
2001,Kinpocho-Tetsumeicho Gifu-Tram-Line Meitetsu,Japan

 「いもむし」こと3400系と双璧をなす古参車輛。大正15年,当時の美濃電気軌道の車輛として製造された。丸みを帯びた5枚窓の前面と,楕円形の戸袋窓が特徴的。平成12年に惜しくも1輛が廃車となってしまったが,まだ2輛が現役で,予備車的存在ながら,岐阜市内線と揖斐線の忠節〜黒野を中心に運転されている。
 録音は,岐阜市内線徹明町の急カーブを曲がるシーン。車輪のきしむ音が聴きどころ。

▼510形の音はこちら

名鉄3300系

名鉄3300系

Meitetsu 3300 Series

平成13年 日本 名古屋鉄道 築港線 東名古屋港〜大江
2001,HigashiNagoyako-Ooe Chikko-Line Meitetsu Japan

 3300系は,旧AL車の下回りに新しい車体を載せた車輛である。名鉄には珍しい3両編成で,築港線や小牧線を中心に走ってい...たのだが,これも惜しくも廃車。モーターなしの制御車はク2300という付番で,旧型車の名残をみることができた車輛でもあった。
 録音の最後の部分のポイント音のようなものは,平面交差を通過したものである。

▼3300系の音はこちら

名鉄750形

名鉄750形

Meitetsu 750

平成11年 日本 名古屋鉄道 谷汲線 北野畑
2000,Kitanobata Tanigumi-Line Meitetsu Japan

 これまた3400,510に劣らないオールドタイマー。製造初年は昭和3年。平成13年9月に廃止となった揖斐線の黒野以西と谷汲線で主に使用されていた。
 録音は,北野畑での交換後の場面。出発時なのでスプリングポイントを押し開けるわけだが,ポイントの戻る音が入っている点にも注目。

▼750形の音はこちら
△音の交通博物館・トップへ


■眞鍋汽船主頁へ

お問い合わせは
真鍋汽船こうほう部